住民と専門職が共同で築く〜第1回地域共同ケア全国セミナーin鳥取 
2013年01月26日(土)  
鳥取県民ふれあい会館  (鳥取県 鳥取市)
3,500円
全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)/担当:島田・田村
〒981-0932
 宮城県仙台市青葉区木町16-30 シンエイ木町ビル1階 (CLC)内
         TEL:022-727-8730   FAX:022-727-8737
「介護の社会化」を目指して2000年に介護保険制度が施行されて以降、要介護高齢者への支援は、介護保険サービスで専門職が行うものという理解が定着しました。その一方で、要介護者とサービスがつながった途端、それまで声かけやおすそ分けなど日常のなかで支え合ってきたご近所は、「専門職が来てくれたのでもう安心」となって、支え合う関係が崩れてしまうという現実があります。さらには、「自宅を訪ねたけれど、今日はデイサービスで留守だった」とか「ホームヘルパー車が玄関先に止まっていたので訪問を遠慮した」など、介護保険サービスを利用することで日常的なつながりが希薄になったという実例は枚挙に暇がありません。
 こうした反省にたって、支援が必要になっても、地域のなかで、可能な限りそれまでと同じような暮らしを続けるためには、本人(や家族)を中心に、ご近所や友人、地域ボランティアなどによる支え合い活動や制度外の有償サービスの提供などのほか、商店や交通機関、医療機関など地域にあるさまざまな資源にも参加していただき、それを取り巻くように専門職による制度サービスも一緒になって支え合うような地域の協同性にもとづく多様な協働活動が全国に広がっています。こうした取り組みを、このセミナーでは「地域共同ケア」と名づけています。
 このセミナーは、全国の先進事例とともに、鳥取県内の取り組み事例を題材に、地域共同ケアの意味を明らかにするとともに、可能性や課題について、実践者、研究者、自治体職員が一緒になって議論することを目的に、開催します。
 専門職や制度サービスだけにゆだねない、地域みんなで支え合う新たなケアのあり方を探るこのセミナーに、ぜひ、ご参加ください!

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