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Juntos【ふんとす】の案内

コミュニティレストランとらい [ 茨城県水戸市 ]
青年とまちの人が出会う場所

【フントス24号に掲載】

　水戸市の中心部、らせん型の塔が目をひく「水戸芸術館」近くのビルの1階に「コミュニティレストランとらい」はあります。
16席の小さなレストランには、心地よい音楽と重厚なつくりの木のテーブルに、温かい雰囲気が漂っています。スタッフの方の温かい笑顔に迎えられてお店に入りました。
　メニューは和食中心。
定食のほかオリジナルレシピのスパイシーカレーなど5種類です。
スタッフの方が進めてくださった定職を注文すると、主食のお米、メインのれんこんと鶏肉の団子の煮物、お麩とほうれん草のお味噌汁のほか、菜の花のからしあえ、かぼちゃのサラダ、きゅうりのお漬物、ピンクグレープフルーツのデザートと、副菜が多くびっくり。なんと食後のコーヒーも付きます。これで750円はうれしい。食べるうちに素材の新鮮さ、味付けの上品さが感じられ穏やかな気持ちになりました。

　ここは不登校や引きこもりを経験した青年の自立を支援する、
就労体験の場として2003年2月に設立されました。

きっかけは運営主体である「茨城」へ県内のフリースクールなおの団体から、実社会との接点の場について要望があったこと。
とはいってもコモンズの副代表理事でもある朝川君代さんは「料理がとても好きなことと自分で畑を始めたから」とあっけらかんとした答え。
　開店資金確保のため、茨城県の企業へ協賛を呼びかけるプレゼン大会で構想は評価されましたが「実現性に乏しい」と落選。しかしファイザー株式会社の「ファイザープログラム心とからだのヘルスケアに関する市民活動支援」に当選し、その助成金と「とらい債」を発行してそれを資金にオープンしました。

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