派遣先の紹介

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共同支援ネットのボランティア派遣先のいくつかをご紹介します。
(4月末以降、避難所の統廃合が進んでおり、避難者数や状況などは日々変化しておりますことをご了承ください)
遊楽館
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/yuugakukan/yugaku.jsp

遊楽館は、石巻市内陸部の小高い丘の上にあるスポーツ・文化コミュニティ施設です。ここの「アリーナ」の部分が避難所として使用されています。(HP:館内案内図参照)


石巻市の方針で4月25日以降、健常者の被災者は他の避難所に移り、要介護者(と付添いの家族)のみの避難所になりました。避難者数は85名ほどです。看護師のチーム、医師が常駐しており、医療系の支援者・団体が多く入っています。

他の団体と、いかに協調関係を築きながら活動していくかがポイントとなっています。
私たち共同支援ネットが石巻地区で最初に避難所支援を始めた場所でもあります。

ビッグバン(石巻市河北総合センター)
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/kahokusougou/kahoku-siyouryou_2.jsp

ビッグバンは、総合コミュニティ施設ですが、施設内のほぼ全域が避難所として利用されています。ここは、震災直後に担当として詰めていた3人の保健師さん、館長・副館長さんの指示のもと、600人ほどの避難者を抱えるそれなりの規模の避難所にもかかわらず、配食や部屋割り等、比較的円滑に運営されてきました。

雄勝町から来ている避難者の方が多いこと、部屋割りが被災前の集落別に分かれていること(全ての部屋ではない)などが特徴的です。避難者の年代も、子供〜高齢者まで幅ひろく、休日には子供たちの相手をすることも少なくありません。

ここは泊まり込みの活動となるので、仕事の合間の余裕のある時間帯に、うまく休憩をとることが、活動を継続していくうえでも重要です。

ひたかみ園(社会福祉法人 石巻祥心会) 2011年6月27日で派遣終了

ひたかみ園は、もともと障がい者支援施設(更生施設)ですが、震災当日、津波が間近かまで迫り、自衛隊に救出された方、近隣で避難されてきた方等を受け入れ、現在60名ほどの被災者がいらっしゃいます。
複数の団体が支援に入っていますが、当方からは現場コーディネーターの要請に基づき、看護師を中心とした派遣を行っています。
現在、ひたかみ園では日本財団からの補助を受け、仮設住宅を建設中です。
また、石巻祥心会は、共同支援ネットの構成メンバーでもあります。

地域支援チーム

現在、石巻市の渡波地区で主に活動しています。渡波地区は、元は住宅と小規模な水産工場等の混在地域で、今回の津波で大きな被害を受けたところです。ここで、地域サロンの設立・運営の手伝い、周辺の住宅の片づけ・清掃の手伝いなどを行っています。

このような地域サロンが、日常生活復帰のため努力されている地域の人々の憩いの場、さらには、避難所から地域に戻られる方々の応援の拠点となれば、と考えています。

桃生小学校
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/el/el-momo/top.jsp

 4月21日に小学校で新学期が始まりましたが、この桃生小学校の体育館が、避難所として使用されています。現在進められている避難所の統廃合により、中津山第一小学校に避難されていた被災者の方も桃生小学校に移ってこられました。しかし、仮設住宅や二次避難の方もでてきており、50名ほどにまで被災者さんの数も減ってきています。家庭的な雰囲気の避難所です。
 私たち共同支援ネットの石巻現地事務所(元公民館の建物を地元の厚意により使用)にほど近く、洗濯機や台所を借りにこられる被災者さんもいらっしゃいます。

老人保健施設つつじ苑(宮城県南三陸町)
南三陸町は、志津川地区と旧歌津町の合併により生まれた町で、津波による甚大な被害を受けた。
つつじ苑は高台にあるため、津波の被害はなかったが、ライフラインの復旧が難しく、また職員やそのご家族も被災しており、職員の負担を軽減するために介護職ボランティアを派遣している。
特別養護老人ホームおながわ(宮城県女川町)

壊滅的な被害を受けた女川町で、特別養護老人ホームでは、職員自らも被災しながらケアにあたっており、職員の負担を軽減するために介護職ボランティアを派遣している。

女川町老人保健施設(女川町)

女川町社会福祉協議会からの要請で、2011年7月2日より老人保健施設内福祉避難所へ看護師を1人派遣し、夜間の宿直対応を主とする活動に従事しています。
また、女川町災害ボランティアセンターにて、町社会福祉協議会の職員とともに在宅訪問し、バイタルチェックやアセスメント業務にも携わっています。

逢隈小学校・亘理中学校・亘理高校の各救護所(宮城県亘理町)
2011年7月1日で派遣終了
亘理町では、上記3か所を含む4か所の避難所に480人あまりが避難されています。
避難所ごとに、保健室のような「救護所」が設けられており、共同支援ネットから派遣する看護師ボランティアが救護所に常駐し、健康相談にあたっています。

山元町保健センター(宮城県山元町) 2011年6月30日で派遣終了

津波の被害を受けた山元町では、約1,200人の方々が避難生活を続けています。
共同支援ネットでは、山元町からの要請を受け、保健センターに看護師ボランティアを派遣しており、
要介護者のケア(6月10日で終了)や健康相談の業務にあたっています。

女川災害ボランティアセンター (2011年5月31日で派遣終了)

災害ボラセンからの要請により、在宅訪問に同行する看護師をボランティア派遣しています。災害ボラセン横のテントで寝泊まりし、ライフラインが止まっているため、ガスコンロを持ち込んでテント内で自炊をしています。


せんだんの杜ものう(派遣終了)
http://www.sendan.or.jp/monou/index.html

 社会福祉法人東北福祉会が運営する「せんだんの杜ものう」は、特別養護老人ホームを核として、デイサービス、ホームヘルプ、ショートステイなどを併設するほか、桃生町内にサテライト事業所を2か所展開する桃生地区のケア拠点のひとつです。
 震災後、ご自分たちも被災している職員の方が休みを取れていないこと、施設内の対応に追われ、地域や在宅の支援に手が回らないことなどから、職員の方々の負担軽減・代替えを目的として、現在、共同支援ネットから介護職ボランティアの派遣を行っています。
 共同支援ネットの石巻現地事務局は、石巻地区で支援事業を開始した当初、こちらの施設の一角を間借りしていました。

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