地域の中で生きがいや役割を持った高齢者の積極的な社会参加を促進していくことが求められており、地域や社会における様々な活動の担い手として高齢者の役割への期待が高まっている。
高齢化の進展や人口流出の著しい東北地方では、今後も介護人材の確保がより困難となることが予想される。 福島県をはじめ、東日本大震災時の風評被害に加え、関東地方事業所との賃金競争にさらされて
いるところもあり、 人材の確保は喫緊の課題と言える。こうした地域において働く意欲のある地域高齢者が介護現場で一定の役割を担い、地域の介護力を維持していくことは有用である。
本事業では、介護施設や地域住民主体の支え合い活動の場において、高齢者の体力面などの 事情に配慮したうえで、高齢者を活用(ボランティアを含む)・活躍している事例を収集 するとともに、運用上の工夫
やノウハウの整理を行い、これらをまとめたガイドブックを作成、市町村等に送付する 。 |