「住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らしたい」。これは全国いずれの地域に住む人にとっても共通の願いです。
この願いを実現するため、近年、地域で起こるさまざまな生活課題や福祉問題を、住民自らが行動し、関係機関などと連携・協働して解決していこうとする取り組みが、全国各地で展開されています。
なかでも「小学校区」や「自治会・町内会」などの小地域における地域福祉の実践は、今回の校区サミットの12の報告で明らかなように、住民同士の支え合いを基盤として、高齢者や障害者、子育て・子育ちの支援活動、防犯や防災活動へと展開されています。また、これら地域福祉の取り組みを、行動計画の策定に結びつけるなど、着実に成果をあげてきています。
一方、公的な施策としては、先駆的な自治体による支援策とともに、総務省コミュニティ研究会の中間報告や、来年度に向けた厚生労働省予算の概算要求などにも反映されました。国の施策においても、小地域を生活の基点と捉えて、そこでの地域福祉活動を促進する方向性が示されています。
記念すべき第1回目となる「全国校区地域福祉活動サミット」の場において、全国各地から集った仲間とともに、明日の地域福祉の充実を願い、次のとおり宣言します。
1.私たちは、自分たちのまちを自分たちで守り、地域の自治を育てていきます。
2.私たちは、互いの実践や活動に学びながら、目の前にある課題や問題を深め、 行政や専門機関などとも 情報を共有しながら、ひとつひとつ解決していきます。
3.私たちは、この校区サミットを機に、全国の小地域福祉活動をたいせつに思う 人たちとの出会いと 交流の場づくりを進め、活動の灯火を絶やさず、広げていきます。
2007年10月6日
「全国校区地域福祉活動サミットin豊中」実行委員会 + 実践報告団体 + 参加者一同