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レポート ・ アピール
第5回全国校区・小地域福祉活動サミットin宇治「共同宣言」
共 同 宣 言
今年3月11日に発災した東日本大震災では、尊い命が犠牲になるとともに、いまだ多くの方々が行方不明となっています。東京電力福島第一原子力発電所の事故では、今もなお、住み慣れた地域、ふるさとを追われ、理不尽な生活を余儀なくされた方々が多数おられます。
これまでの4回のサミットでは、無縁社会などの社会情勢を受け、「住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らしたい」という趣旨を打ち出し、共同宣言を採択してきました。特に3月11日以降、私たちは、改めて「今住んでいる地域で、いつまでも安心して暮らしたい」と願う、その意味の大きさを実感しました。
今回の全国校区・小地域福祉活動サミットin宇治では、10の分科会テーマのすべてに「縁」を入れました。人と人、地域とのつながりの中に「くらし」があると、改めて気づかされました。
このようなことから、5回目となる「全国校区・小地域福祉活動サミットin宇治」において、本サミットに参加の全国各地から集った仲間とともに、明日からの小地域福祉活動の充実を願い、次の通り宣言します。
1.
私たちは、東日本大震災からの復興へのあゆみを進めている方々と共に歩み、私たちにできることをひとつでも多く見つけ、行動に移していきます。
2.
東日本で進められている復興へのあゆみの中から、私たちは、今まで気づかなかったこと、改めて気がついたことを活かし、「住んでよかった」と思えるまちづくりを進めます。
3.
私たちは、「くらし」にねざした小地域福祉活動を通して、縁づくり、つながりづくりを次世代、多世代へとつなげていく活動を進めていきます。
4.
私たちは、この全国校区・小地域福祉活動サミットin宇治に参集した皆さんと、小地域福祉活動を大切に思う人たちとの出会いと交流の場づくりを今後も進め、活動を絶やさず、広げていきます。
5.
私たちは、小地域福祉活動を進めていくために、多種多様な連携をサポートするコーディネーターの配置と、その拡充を求めます。
2011年11月26日
「第5回全国校区・小地域福祉活動サミットin宇治」実行委員会
+ 実践報告団体 + 参加者一同
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