宅老所やグループホームの取り組みから始まった痴呆性高齢者の小規模ケアは、宅老所やグループホームの取り組みから始まり特養・老健などにも取り入れられて、近年は大規模施設におけるユニットケアへと波及しています。また、地域に密着した宅老所のケアは、必要に応じているうちにサービスは多機能化され、利用者も高齢者から児童や障害者へと広がり、共生の拠点づくりが進められています。
　このセミナーは、小規模ケアを推進してきた「宅老所・グループホーム全国ネットワーク」と「特養・老健・医療施設ユニットケア研究会」 が共同で企画し、全国８ブロックで開催するものです。　セミナーでは、宅老所・グループホームとユニットケアの実践報告を通じて、小規模ケアの意味と小規模ケアのこれからの方向を議論し合います。また、ユニットケアのスーパーバイズのあり方や来年度から始まる障害者の支援費など、開催地毎に近頃の話題を議論するセッションを設けています。
　宅老所・グループホームやユニットケアなどの小規模ケアを推進する実践者の皆様や関心のある方々に、最新の情報とノウハウをお伝えすることを目的に、セミナーを開催します。