介護の必要なお年寄りが、住み慣れた地域で暮らし続けることを支援する小規模多機能型居宅介護は、宅老所の実践をモデルに2006年4月に誕生したものです。制度化から1年が経過し、現在、全国で５００を越える事業所が指定を受け取り組んでいます。
今回のセミナーでは、地域住民や社会福祉協議会、行政との連携・協働によって開設し、運営されてきた先駆的な小規模多機能型居宅介護の実践から、小規模多機能ケアの意味を確認していきます。
　また、全国の事業所や行政などへの実態調査の報告を通して、小規模多機能型居宅介護と「通所介護＋自主事業」型の２つの形態の小規模多機能ケアが、それぞれ抱える課題の解決に向けた議論を進めていきます。