高齢者や障害者が、地域の中でいつまでも「自分らしく」暮らし続けることを支援する拠点として、宅老所やグループホーム、グループハウスが今、大きな関心を集めています。
　いずれの取組みも、高齢者や障害者一人ひとりに寄り添うケア、そして共生の地域づくり・まちづくりを目指した実践です。近年ではこのような理念に基づいて、特別養護老人ホームや老人保健施設でもユニットケアに取組む施設が増えてきました。
　５回目の開催となる今回の全国フォーラムでは、阪神・淡路大震災の復興過程で生まれたケア付仮設住宅、またそこから生まれたグループハウス実践からみえてきたことを含めて、とくに次の４点について協議します。
１．震災復興の過程でみえてきた高齢者の暮らし・居住のあり方について
２．生活の継続性を重視した多機能ケアのあり方について
３．小規模ケアから広がる共生のまちづくり・地域づくりについて
４．市民・行政協働のまちづくり?実践からの政策化・支援策について