2007年7月26日
★小規模多機能型居宅介護 全国実態調査について(中間報告)
回収率45%、今年5~6月に実施
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特定非営利活動法人
全国コミュニティライフサポートセンター
(担当:小野寺知子)
東京都豊島区池袋2-26-3
TEL:03-3590-3776
E-mail:clc@clc-japan.com
URL:http://www.clc-japan.com/
*************************************************************
小規模多機能ホーム研究会(代表:高橋誠一・東北福祉大学教授)では、
小規模多機能型居宅介護事業所を対象に、全国実態調査を今年5~6月に
実施しました。
2007年5月1日時点での700事業所に調査票を配布し、317事業所から回答
を得ました(回収率45%)。
現在、集計途中ですが、中間報告をお伝えします。
なお、詳細な調査結果については、2007年8月に小規模多機能ホーム研究
会のホームページ上にて公開予定です。
http://www.clc-japan.com/shoukibo/
取材および広報について、どうぞよろしくお願いいたします。
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【小規模多機能型居宅介護 全国実態調査(中間報告)】
(自由記述分を除く)
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調査概要
▼小規模多機能ホーム研究会(代表:高橋誠一・東北福祉大学教授)が実施。
CLCが協力。
▼2007年5月1日時点での700事業所に調査票を配布しました。
▼5~6月に回収し、317事業所から回答がありました(回収率45%)。
▼集計途中につき、今後結果が変わる可能性があります。
自由記述欄を含めた詳細な調査結果については、2007年8月に
ホームページにて公開予定です。
http://www.clc-japan.com/shoukibo/
主要結果
▼月別事業所開設数の推移
・2006年4月より、開設数は波状的に拡大しているように見える。
▼運営主体別事業所数
・アンケート回収総数317事業所について、営利法人が43%、
社会福祉法人が25%
・特徴として、82%が新規に小規模多機能型居宅介護を開設し小規模
多機能ケアを始めた事業所である点が挙げられる。
▼同一敷地内併設事業所数の分布
・併設事業所がないところが40%強で最も多く、「併設事業所1か所」が
20%強、「併設事業所2か所」が10%強と続く。
・主な併設事業は、居宅介護支援(79事業所) 、認知症対応型共同生活介護(76)、
通所介護 (57)、訪問介護( 52)、自主事業の泊まり (24)、 訪問看護 (12) 、
短期入所生活介護 (12)、市町村の補助・委託事業 (12)、 有料老人ホーム (11) 、
自主事業・その他(10)、認知症対応型通所介護 (9)、 高齢者専用賃貸住宅 (9) 、自主事業の訪問(9)。
▼利用定員について
・平均定員は23人。8割が定員24人以上。
定員25人が69%、定員24人が11%。最小定員は10人。
・通いの定員は平均13.5人、実際の利用者は平均10人
・泊まりの定員は平均6人、利用者は平均4.7人
・訪問の利用者数は平均5.8人、夜間の訪問は平均0.4人
▼登録者数と登録率
・平均登録者数12.2人
要介護1:平均2.9人
要介護2:平均3.2人
要介護3:平均3.3人
要介護4:平均2.0人
要介護5:平均1.0人
要支援1:平均0.8人
要支援2:平均1.1人
経過的要介護:平均0.05人
・登録率(登録者÷定員×100)
登録率が8割を超えている事業所は23%
登録率が5割を超えている事業所は53%
登録率が2割以下の事業所は14%
▼運営月数別平均登録率
・平均的に見て、開設半年で登録率6割、1年で登録率8割に達する。
▼運営月数別登録割合の分布
・しかし、事業所間の登録率の格差は大きい。
・おおよそ開設1年以上で登録率3割以下の事業所はほぼなくなるが、
8割を超えない事業所も多い。
▼職員について
・職員数(常勤換算):平均 8.2人
職員数(実人数) :平均10.7人
日中(常勤換算):平均5.0人
うち兼任 :平均1.6人
夜間(常勤換算):平均1.5人
うち兼任 :平均0.7人
▼利用者の自己負担について
・宿泊に関する費用
一泊平均2,021円、最高12,000円。
一番多いのは1,000円から2,000円の範囲。
・食費
朝食:平均 324円、最高 850円
昼食:平均 512円、最高1,000円
夜食:平均 507円、最高1,000円
▼建物について
・所有形態
法人所有 60%
賃貸 37%
その他 3%
・状況
新築 53%
民家改修 29%
集合住宅の改修 6%
その他 1%
▼事業所間の関係について
・市町村レベルの連絡組織があり、参加している 25%
・都道府県レベルの連絡組織があり参加している 15%
・連絡組織はない 37%
・連絡組織はあるが参加していない 3%
・連絡会組織があるか知らない 22%
・参考にした事業所がある 26%
・相談、連携している事業がある 49%
・応援している事業所がある 38%
▼地域の理解と協力を得るために配慮していること(複数回答)
・地域の公園などに日常的に散歩に出かけている(181事業所)
・地域の商店に日常的に買い物に行っている(151)
・町内会に加入し、会費を納めている(174)
・地域の行事に参加している。もしくは地域行事の運営に参加している(155)
・広報誌やチラシを配るなど広報活動を行っている(166)
・建物を地域住民に開放している(98)
・地域の人に「支える会」など支援組織を組織していただいている(11)
・地域の人が法人の理事または評議員として事業経営に参画している(90)
・地域の理解と協力を得るための配慮はできていない(10)
▼近隣との関係(複数回答)
・近所の人が訪ねてくる(218事業所)
・近所のお宅を訪ねている(74)
・事業所が困ったときに手伝ってもらっている(81)
・近所の人が困ったときに手伝っている(57)
・食材などのおすそ分けを受けている(97)
・おすそ分けをしている(32)
・近所との関係づくりができていない(56)
▼地域や社会に果たす役割(複数回答)
・福祉に関する学習会・講演会などを開催している(73事業所)
・ボランティア養成講座を開くなど、ボランティアを養成している(11)
・実習生や体験ボランティアを受け入れている(174)
・講演会などの講師の要請に応えている(80)
・マスコミの取材を受け入れるなど、活動内容を積極的に広報している(90)
・行政や社会福祉協議会などの委員会に委員として参加している(53)
・必要なサービスについて行政へ要望(提案・提言)している(90)
・上記のようなことは行っていない(39)
以上
詳細な結果は、8月に以下のホームページで公開します。
http://www.clc-japan.com/shoukibo/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●CLC新刊書籍のご案内●
─────────────────────────────
「小規模多機能ケア 実践の理論と方法」
平野隆之・高橋誠一・奥田佑子 著
http://www.clc-japan.com/book/book.cgi?mode=info&bid=135
……………………………………………………………………………
「小規模多機能型居宅介護を成功させる方法」
小規模多機能ホーム研究会 編
http://www.clc-japan.com/book/book.cgi?mode=info&bid=158
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以上で、今号のニュースを終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
CLCのホームページは更新中!ぜひご覧ください!
http://clc-japan.com
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特定非営利活動法人
全国コミュニティライフサポートセンター
(担当:小野寺知子)
東京都豊島区池袋2-26-3
TEL:03-3590-3776
E-mail:clc@clc-japan.com
URL:http://www.clc-japan.com/
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小規模多機能ホーム研究会(代表:高橋誠一・東北福祉大学教授)では、
小規模多機能型居宅介護事業所を対象に、全国実態調査を今年5~6月に
実施しました。
2007年5月1日時点での700事業所に調査票を配布し、317事業所から回答
を得ました(回収率45%)。
現在、集計途中ですが、中間報告をお伝えします。
なお、詳細な調査結果については、2007年8月に小規模多機能ホーム研究
会のホームページ上にて公開予定です。
http://www.clc-japan.com/shoukibo/
取材および広報について、どうぞよろしくお願いいたします。
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【小規模多機能型居宅介護 全国実態調査(中間報告)】
(自由記述分を除く)
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調査概要
▼小規模多機能ホーム研究会(代表:高橋誠一・東北福祉大学教授)が実施。
CLCが協力。
▼2007年5月1日時点での700事業所に調査票を配布しました。
▼5~6月に回収し、317事業所から回答がありました(回収率45%)。
▼集計途中につき、今後結果が変わる可能性があります。
自由記述欄を含めた詳細な調査結果については、2007年8月に
ホームページにて公開予定です。
http://www.clc-japan.com/shoukibo/
主要結果
▼月別事業所開設数の推移
・2006年4月より、開設数は波状的に拡大しているように見える。
▼運営主体別事業所数
・アンケート回収総数317事業所について、営利法人が43%、
社会福祉法人が25%
・特徴として、82%が新規に小規模多機能型居宅介護を開設し小規模
多機能ケアを始めた事業所である点が挙げられる。
▼同一敷地内併設事業所数の分布
・併設事業所がないところが40%強で最も多く、「併設事業所1か所」が
20%強、「併設事業所2か所」が10%強と続く。
・主な併設事業は、居宅介護支援(79事業所) 、認知症対応型共同生活介護(76)、
通所介護 (57)、訪問介護( 52)、自主事業の泊まり (24)、 訪問看護 (12) 、
短期入所生活介護 (12)、市町村の補助・委託事業 (12)、 有料老人ホーム (11) 、
自主事業・その他(10)、認知症対応型通所介護 (9)、 高齢者専用賃貸住宅 (9) 、自主事業の訪問(9)。
▼利用定員について
・平均定員は23人。8割が定員24人以上。
定員25人が69%、定員24人が11%。最小定員は10人。
・通いの定員は平均13.5人、実際の利用者は平均10人
・泊まりの定員は平均6人、利用者は平均4.7人
・訪問の利用者数は平均5.8人、夜間の訪問は平均0.4人
▼登録者数と登録率
・平均登録者数12.2人
要介護1:平均2.9人
要介護2:平均3.2人
要介護3:平均3.3人
要介護4:平均2.0人
要介護5:平均1.0人
要支援1:平均0.8人
要支援2:平均1.1人
経過的要介護:平均0.05人
・登録率(登録者÷定員×100)
登録率が8割を超えている事業所は23%
登録率が5割を超えている事業所は53%
登録率が2割以下の事業所は14%
▼運営月数別平均登録率
・平均的に見て、開設半年で登録率6割、1年で登録率8割に達する。
▼運営月数別登録割合の分布
・しかし、事業所間の登録率の格差は大きい。
・おおよそ開設1年以上で登録率3割以下の事業所はほぼなくなるが、
8割を超えない事業所も多い。
▼職員について
・職員数(常勤換算):平均 8.2人
職員数(実人数) :平均10.7人
日中(常勤換算):平均5.0人
うち兼任 :平均1.6人
夜間(常勤換算):平均1.5人
うち兼任 :平均0.7人
▼利用者の自己負担について
・宿泊に関する費用
一泊平均2,021円、最高12,000円。
一番多いのは1,000円から2,000円の範囲。
・食費
朝食:平均 324円、最高 850円
昼食:平均 512円、最高1,000円
夜食:平均 507円、最高1,000円
▼建物について
・所有形態
法人所有 60%
賃貸 37%
その他 3%
・状況
新築 53%
民家改修 29%
集合住宅の改修 6%
その他 1%
▼事業所間の関係について
・市町村レベルの連絡組織があり、参加している 25%
・都道府県レベルの連絡組織があり参加している 15%
・連絡組織はない 37%
・連絡組織はあるが参加していない 3%
・連絡会組織があるか知らない 22%
・参考にした事業所がある 26%
・相談、連携している事業がある 49%
・応援している事業所がある 38%
▼地域の理解と協力を得るために配慮していること(複数回答)
・地域の公園などに日常的に散歩に出かけている(181事業所)
・地域の商店に日常的に買い物に行っている(151)
・町内会に加入し、会費を納めている(174)
・地域の行事に参加している。もしくは地域行事の運営に参加している(155)
・広報誌やチラシを配るなど広報活動を行っている(166)
・建物を地域住民に開放している(98)
・地域の人に「支える会」など支援組織を組織していただいている(11)
・地域の人が法人の理事または評議員として事業経営に参画している(90)
・地域の理解と協力を得るための配慮はできていない(10)
▼近隣との関係(複数回答)
・近所の人が訪ねてくる(218事業所)
・近所のお宅を訪ねている(74)
・事業所が困ったときに手伝ってもらっている(81)
・近所の人が困ったときに手伝っている(57)
・食材などのおすそ分けを受けている(97)
・おすそ分けをしている(32)
・近所との関係づくりができていない(56)
▼地域や社会に果たす役割(複数回答)
・福祉に関する学習会・講演会などを開催している(73事業所)
・ボランティア養成講座を開くなど、ボランティアを養成している(11)
・実習生や体験ボランティアを受け入れている(174)
・講演会などの講師の要請に応えている(80)
・マスコミの取材を受け入れるなど、活動内容を積極的に広報している(90)
・行政や社会福祉協議会などの委員会に委員として参加している(53)
・必要なサービスについて行政へ要望(提案・提言)している(90)
・上記のようなことは行っていない(39)
以上
詳細な結果は、8月に以下のホームページで公開します。
http://www.clc-japan.com/shoukibo/
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●CLC新刊書籍のご案内●
─────────────────────────────
「小規模多機能ケア 実践の理論と方法」
平野隆之・高橋誠一・奥田佑子 著
http://www.clc-japan.com/book/book.cgi?mode=info&bid=135
……………………………………………………………………………
「小規模多機能型居宅介護を成功させる方法」
小規模多機能ホーム研究会 編
http://www.clc-japan.com/book/book.cgi?mode=info&bid=158
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以上で、今号のニュースを終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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